第十四訓 えいりあんが何で平仮名かって!?いやなんかその方が親しみがわくじゃん? 2
銀時もも、刀を構える。
「旦那アア!!さんー!!」
「あいつ等 死ぬつもりか!?」
沖田、近藤が叫ぶが二人と一匹は止まらない。
「定春 散歩の時間だ 今日はどこでクソたれようがじゃれようが自由だよ めいっぱい暴れな」
「!あ。」
「いくぜェェェ!!」
バグン
「あり?」
「よっ!」
銀時が叫んだ瞬間、定春ごとえいりあんに食べられた。
しかしはギリギリで気付きえいりあんの上に飛び上がったのだ。
一斉に固まる隊士達。
「え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!」
「呑み込まれたァァ!!散々カッコつけて呑まれちゃったよ オイぃぃ!しかも仲間割れかァァ!?」
えいりあんの口が迫っている事に気付いた事は気付いたが、あのまま銀時と定春と一緒に呑まれる事も考えた。
けど、それを知ったらきっと銀時は怒ると思った。
今は神楽を助けに来たのだから、彼女を助けられる可能性は高い方がいいのだ。
そこら辺は昔からの付き合い。
だからあえて避けた。
そのままえいりあんをつたって走り出すと後ろから土方が
「!!許可なく勝手な事するんじゃねェェ!!」
と怒鳴った。が。
振り返る事もせず走り続ける。
「今日あたし非番なんでェェ!!ただのです!!」
隊士達はまだ何か言おうとしたがそれを合図にえいりあんが迫ってきた為逃げざるを得なかった。
「神楽ちゃん…銀ちゃんも、無事だよね」
自分にいい聞かせながら走る。
襲ってくるえいりあんの足を斬り落としながら駆け上がった。
「神楽ァァァァ!!」
「!」
上を見上げると神楽がえいりあんに捕まり呑まれようとしていて。
下では誰かが叫んでいる。
「(あれは…星海坊主!?)神楽ちゃっ… !!」
ゴパッという音と共に今まさに神楽を呑もうとしていたえいりあんの口から銀時と定春が現れた。
「!!」
「うぉわァァァァ!!」
ほっとしたのも束の間、銀時にや星海坊主よって破壊される肉片が、
取り残されたのか何故か居るハタ皇子と皇子の従者?の上に降りかかろうとしている。
「ちッ!」
幕府に仕えている立場上、放っておくわけにもいかない。
は軽く舌打ちすると皇子たちの方へ走った。
下で真選組も大砲等で攻撃するが 大きさが大きさの為効果が有るのか分からない。
一度えいりあんが急速に引いたもののすぐに船の中心に集まっただけだった。
またもやそこが一斉に注目される。
「見ろォォ 誰かいるぞォ!!」
『あああ!!えいりあんの中心…』
「えいりあんの中心でなんか叫んでる! なんか叫んでるよ!」
『星海坊主!?ありゃぁ星海坊主だァ!!』
「それに野郎も…も居るぞォォ!! 」
「「どけェェェ!!小便かけんぞォォ!!」」
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第二話目です。銀さんとの絆も書けたらいいなと思い。
あ、もちろん最後の台詞はヒロインさん言ってないですよ 笑 (070207)