「あー、やっぱマッサージ上手いわ」

「そう?ありがと」

三日に一回くらいで行われるのマッサージは浪士達に好評である。

毎日剣を振るっている為、結構体に負担がかかるからだ。

「まっこと、は最高じゃき!」

、いつもすまないな」

「いえいえ〜はい、終り!」

「悪ぃな、

そして高杉が最後であり、今日の分は全員終了したのだった。

するとじゃぁ寝るか、みたいな雰囲気になり、広間…とまではいかないがこの屋敷で一番広い部屋には銀時、桂、坂本、高杉とだけとなる。

もよォ、いつも人にばっかやってて疲れてんだろ?」

ふと、銀時が言った。

言いながら、ちゃっかりの後ろにまわり肩に手をのせる。

「え?い、いいよ!凝ってないし!」

「気にすることは無いぞ、相手は銀時だ」

「アッハッハッ!ヅラ、おんし銀時に妬いて「殺されたいのか貴様は!」

何だかんだ言って、皆が好きなのだ。

だがライバルは多いし平和そうな雰囲気が流れているものの今は戦の真っ只中。

いつ誰が何処で死ぬか分からない中で、各々に様々な葛藤があり、結局今のところに想いを伝えた者は一人もいない。

必要以上に大切な存在を作ってしまうと剣が鈍るかもしれないし、皆でわいわいやっている今の関係を、誰も壊したくなかったのかもしれない。

もちろん、も。

「ぎ、銀ちゃん!本当にいいから!」

「あー黙って黙って!銀さんこー見えて上手いから。はいィ、行きまーす!」

そう言っての凝っていそうな所を優しく、でも強めにぐり、と押した。

 

「っちょ、痛…あっ!」

 

 

 

そう、が言った瞬間。

 

銀時は固まり、桂も口と鼻を押さえて固まり、坂本は笑いながら鼻血を出し、高杉は目を見開いた後喉の奥で笑った。

…皆顔をうっすら赤く染めて。

「(ちょ…何今の何今の!声やらしすぎなんですけどちゃん!?)…あーなんつーか…悪ぃ、な?大丈夫か?」

「あ、ごめん銀ちゃん。だ、大丈夫だよ!」

「(…可愛すぎるってかナイス銀時!)す、すまんな。いつも俺達して貰ってばっかりで…その、の方が凝っていたのではないか?」

「え?あ、大丈夫だよ!ただあんまり人にされるの慣れてないからびっくりしちゃっただけ!」

「(なーんか会話だけ聞いてるとやらしいきに。アッハッハ!ナイスぜよ金時!)

  じゃぁ次からはわしらも交代でのマッサージするってのはどうじゃ?このままじゃに悪いきー」

(())

「え!?あ…じ、じゃぁお願いしよう…かな?」

「(さっきのの顔たまんねーなぁ…坂本もたまには使えるじゃねーか)おい、

「ん?なぁに高杉」

「せっかくだから後で俺が全身マッサー

 

 

その後銀時と桂が叫び坂本は「アッハッハ!調子にのらない方が身のためじゃ高杉ィ」とか言いながらさりげなくの側に寄り

高杉は相変わらず喉の奥でククッと笑うと立ち上がり三人の言葉を流しての手を掴み「え?ちょ高す…」と戸惑うを連れていこうとしたので

それにまたキレた銀時と桂が…って…あーもう何か結局今は戦中だけど、この五人は今日も平和で幸せみたいです。

 

 

 

 

 

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