の脚は、本当に綺麗だと思う。

細さとか、色とか、緩やかな輪郭なのに、引き締まっていて無駄が無いところとか。

…言っとくが俺は別に脚フェチとかじゃないですぜィ。

 

でも本当に綺麗なんだ。


いっそ根本から斬り落としてしまいたい、と思うほど。

我ながら馬鹿な事を考えると思うが、あながち嘘ではない。

…きっと斬ってしまったらそれは俺の好きなに近い肌色から真っ赤に変わって、

やがて黒くなって、またに戻るのだろう。

けれど最後の白はきっと俺の嫌いな細くてゴツゴツしてホントのホントに真っ白になるんだ。


 

 

 

 

 

 

 

「沖田さん?」

 

どうかしましたか、と俺の視線に気付いたのかが急に振り替えった。

 

「いいや、何でもないですぜィ。それより甘いものでも食べに行きやしょう?」

 

そう言ったらさっきまで遠くから俺を見つめていたが嬉しそうに駆け寄ってきたかと思うと

にっこり笑ってはい!と返事をした。

 

 

(あ…)

 

 

 

…やっぱさっきのは取り消しときまさァ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(その
はきっと、君に付いて動くから、君のものだから美しいんだろう)