…風邪を、ひきました。

 

 

 

 

 

「…大丈夫か?」

「…多分」

今の状況を説明します。

…風邪を、ひきました。(あれ?2回目?)

熱は38度くらい。

ちなみに私の家のベットに寝ています。

 

「つーか、あんま無理すんなよ?」

「…はぁい」

健康管理が出来ない訳ではないと思うんだけど…今回は気付いた時には遅かった。

それで、最近連絡が取れなくなったのを心配したディーノが来てくれて、今に至るのです。

…本当、ディーノが来てくれなかったらどうなっていた事か。

 

 

 

 

 

 

ひやり、とおでこに冷たい感触を感じて目を開けると、ディーノの手が乗っていた。

「…って、猫みたいだよな」

「…え、」

猫目だし。

犬派なのに猫寄ってくるし。

気まぐれだし。

「しばらく見ないと思ったらぶっ倒れてるし」

「…ごめん」

ディーノは笑って看病してくれてるけど、やっぱり心配かけちゃったんだろう。

ごめんね、って言ったら別に怒ってる訳じゃねーよ、と返ってきて私は再び目を瞑った。

 

 

 

 

 

 

 

「…

「…ん、?」

「…ちゃんと、戻ってこいよ」

「…うん」

 

 

仕草とか、見た目とか、猫みたいだと言われたけれど、私は居なくなってそのまま死んじゃう、なんて事しないから。

大丈夫だよ。

 

 

 

 

 

猫みたいな、きみ私の帰る場所は貴方 

 

 

 

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なんとなく思いついたモノです。秋山的に、甘いお話だったんです…。(え)

最近甘いのはシンプルにしたいと思い、今回も白いです笑   (070123)